個人向け国債の選び方
■金利の見通し
個人向け国債を選ぶ際には､金利の見通しが大きく影響します｡
長期金利の変動要因としては､基本的に景気が良くなると物価も上昇し､金利も上昇します｡
景気が悪くなると金利は低下する傾向にあります｡
しかし､これも日銀の金融緩和などもあるため一概には言えず､そのように動かないこともあります｡
また､景気が悪化した際に仮に政府が国債の増発という方法を取った場合､国債の需要が悪化し価格が下落､長期金利が上昇することも考えられます｡
■長期金利の読み
長期の金利を読むことは専門家でも難しく､日銀の動向や､海外諸国､特に貿易相手国などの影響も受けます｡
また､国の財政もや国債の発行状況も長期金利に影響を与えます｡
■固定ﾀｲﾌﾟか変動ﾀｲﾌﾟか
具体的には｢長期に渡り金利が上昇する｣と読むなら変動ﾀｲﾌﾟ､｢上昇しない｣と読むなら固定ﾀｲﾌﾟを選ぶのが基本になります｡
変動ﾀｲﾌﾟを購入する際､発行月の違うものを分散して購入しておくと､利払月も分散するため変動のﾘｽｸが多少軽減できます｡
■元本保証
個人向け国債の場合は､元本は保証されます｡
中途換金も可能ですが､それは最後の手段と考え､まずは満期まで保有できるようにしっかりとした資産計画を立てることが重要です｡
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